もう一人の自分 -蓄積された3つの疲労-

2014/01/06 (Mon)

人は疲労がある程度溜まると,自己防衛本能のような機能にシフトする傾向があるようです。
勿論,人によってそれが無い場合もあるようですが,
多くの場合は疲労により,もう一人の自分を呼び覚まします。
今日はそんなお話を小説風に話そうかと思います。
" 俺、この仕事が終わったらホームジムでトレーニングするんだ… "
( トレーニング出来ないフラグ )
それでは,今日も綴っていきます。
■ もう一人の自分 -蓄積された3つの疲労-
「 今日は日が眩しくも,なんて清々しい1日の始まりだろうか… 」
彼は鉄工所で働く男、ジョー=フランケン。
ジョーは" 本来 "仕事好きでありながら,人付き合いの良い奴である。
長いお盆休みを終えたジョーは清々しい気分で勤務していた------。

それから3か月後、彼は悩んでいた。
" もしかすると、俺は仕事が嫌いなのかもしれない "
---------更に。
" 人の付き合いなんて面倒だ。 "
そんな悪循環がジョーの心を,むしばみ始めていたのだ。
ジョーに何があったのか?
----------何も無い。
しかし,ジョーは気付いていた。
" 俺を変えたのは、日々蓄積された疲労である "
ジョーは心の闇の中,自分との戦いを始めていたのだった。
----------
---------------
-------------------------

そう、俺は闘っていた。
自分の中の疲労という" 闇 "に。
疲労は自分を変える。
いや、自分を変えるのではない。
-----------自分を守っている。
そう言った方が正しいのかもしれない。
結果として、それは自己中心的になるということだ。
この疲労による自己中心的になる症状を,
俺は疲労から生まれる" 自己防衛本能 "と思っている。
実はこの本能に似たようなものに自分自身,意識しはじめた,
いや、気付き始めたのは最近の話。
俺が思うに,疲労というのは大雑把に分けて3つある。

1つは鉄工所で単純に疲労する肉体的疲労。
2つめは,人間関係や仕事内容による精神的疲労。
3つめは,毎日同じような作業環境から生まれる環境的疲労だ。
それらが,俺の中で日々少しずつ蓄積されている。
先の見えない螺旋状の階段を休みなく上がってゆく。
まず,人は長期に渡る休み--------。
というよりも、満足のゆく睡眠や休みを取ると疲労がリセットされるようだ。
リセットされると「 日が眩しくも、仕事で貢献したい、仲間と会いたい 」
-------そんな" 素直な自分 "に俺はなれる。
ところが,日々蓄積される肉体的疲労,精神的疲労,環境的疲労が溜まり始めると,
" 自分の肉体的疲労,精神的疲労,環境的疲労を休めるために自分を休まなければいけない "
という本能が自分の心の内から呼び覚まされる。
--------強制的に。
それを俺は" もう一人の自分 "と呼んでいる。
この" もう一人の自分 "というのが凄く厄介なもので,
もう一人の自分が蓄積された疲労により呼び覚まされると,
普段思ってもいないことを自己防衛的,完結的,中傷的に人間関係を傷つけてしまう場合があるのだ。
更に,もう一人の自分は「 仕事が嫌い 」である。
もう一人の自分はいつだって,休息を求めているからだ。
結果的に,作業,会話,行動の全てにおいて,所々に" 遊び "をつくりはじめる。
" 遊び "とは自分を休めるための休憩スペースだ。
仕事で" 疲れたくない "と、自分を守るから丁寧な仕事ではなくなる。
会話を早く終わらせたいから会話が適当になる。
この環境から早く出たいから仕事が適当になる。
もう一人の自分が呼び覚まされると,
「 清々しい、仕事で貢献したい 」と思っていた" 休み明けの自分 "ではなくなってしまうのだ。
蓄積された肉体的疲労,精神的疲労,環境的疲労は,中々とれるものではない。
ひどい場合、1日や2日休んだ所でこの疲労はとれない。
じゃあ、どうすればいいのか?
-------俺は自分の疲労を分解して考えていた。

まずは肉体的疲労。
これは週1~2回の休みで多くの場合は補えるものだし,
精神的疲労,環境的疲労の改善により,抑えられるものだ。
-------ようは精神的疲労,環境的疲労を改善しなければいけない。
次に精神的疲労。
これも肉体的疲労,環境的疲労の改善により抑えられるもの。
-------結果として肉体的疲労,環境的疲労を改善しなければいけない。
こう言っていてはキリがない。
だからこそ俺が目をつけたのは" 環境的疲労 "である。
まずはこの" もう一人の自分 "を心の中で必死に押し殺し---------。
仕事場では最も面倒な整理整頓に尽くしてみる。
----------重い身体を引きづりながらでも。
" 掃除をすれば自分の心も洗われる "
誰かがそんなこと言ってたっけかな。
まさにその言葉は馬鹿に出来ない。

環境的改善とは言っても,作業効率を上げる整頓もついでにしなければいけない。
今後の肉体的疲労を軽減するためのものである。
作業環境を改善し,整理整頓を行えば" いつもの同じ毎日 "から少しでも解放される。
おまけに「 今まで、こんなにも効率の悪い道具の置き方をしていたのか 」と,驚かされるものだ。
-------ついでに床も磨いた。
もう一人の自分を押し殺し,この改善を行った俺は上司からの高い評価を得たのだった。
それにより,精神的疲労もおのずと軽くなっていた。
環境が綺麗だと,仕事も丁寧になる。
-------たまに,仕事が遅いと言われるがな。
-----------
-------------------
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環境改善を行ったジョーは,この日からというものの,
もう一人の自分が現れるまでの疲労を暫く得ることは無かった。
環境改善により,肉体的疲労,精神的疲労も改善されたのだ。
しかし,人間------長くはもたない。
環境が荒れると,必然的に自分も荒れる。
そういう時,ジョーはもう一人の自分を必死に押し殺し,整理整頓,掃除をするのだった。

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ささ、掃除掃除っ!ホームジムも整理整頓せねば…。ひいい。
今日も" 良き1日 "を。
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